12年前、僕の人違いで、デビュー間もないインテンショナリーズの鄭秀和と出会った。しかしその誤りは偶然にも待望の待ち人来り。超高速で意図、意思が通じ合う気持ちいい才能との出会い。思わず僕は開口一番「君を10年待っていた」と発してしまった。瞬時に意気投合した僕は、その場で抱えていた大役を彼に任せた。以来盟友。でも彼に言わせれば迷友だろうけど。その時、彼は僕のことをこう語った。「岡田さんはグラハム・ベルの1時間前の男だ」と。切れ味鋭い鄭さんらしい名言。早過ぎて不遇とは図星。ドキッと照れと冷や汗だった。21年前、再婚した我が2番目の細君は、未だあんなに回転のいい明晰な頭脳の女子に会ったことが無い早大後輩で、当時、18時台の帯ニュースのキャスター、アンカーウーマンだった。結婚間もないころ、彼女は僕のことをこう語った。「あなたは東大に入っても3日で辞めたわね」。そして「タッカー」を見終え映画館を出るなり「うちにも一人タッカーがいるわ」と。彼女は今のところ、僕の正体を、僕の真意を、僕の目指すものを、僕の生き様を、好き嫌いを越えて客観的に評した唯一人だろう。かつてジョン・レノンはオノ・ヨーコについてこう語った。「世界で最も有名な無名アーティスト。誰もが彼女の名前を知っているが誰も彼女のしていることを知らない。」と。あぁー僕が人生で一番欲しい言葉。せめて、この意味を感じて欲しい。「ささやきが聞こえて」スルーせずにほんの3分。「ワグ・ザ・ドッグ」のダスティン・ホフマンの心境を。「セント・オブ・ウーマン」のアル・パチーノの真髄を。

写真は1964年に出版された「グレープフルーツ」"GRAPEFRUIT" A BOOK INSTRUCTION AND DRAWINGS のノベルティー。オノ・ヨーコ デザインのTシャツ。4年前にデッドストックをゲット。ヴィンテージ・ロック・Tシャツ でお馴染みのウォーンフリー( WORNFREE )社製。上写真がシングル版を一回り小さくした GRAPEFRUIT 初版。探しても見つからない幻の幻。

P.S. 今日もTwitter 効果で刺激されっぱなし。オノ・ヨーコのつぶやきから彼女のサイトに飛んで、あらためて彼女のスゴさを思い出した。1980年、ジョンが銃弾に倒れた後、NHKのインタビュー番組を見て、僕は初めて帰依できる人に出会った。もう30年も前の話。76歳になる彼女は今も誰よりも最前線にいるんだから。敵わない。追いつけない。間に合わない。せめてこのTシャツ着て今日もがんばらねば。ジョンに、ああ語らせた彼女の深さ SMILE / IMAGINE PEACE / YOKO ONO PLASTIC ONO BAND をご覧あれって。
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