2008/10/22

海抜0メートルからの東京スカイライン


まったく宣伝をせずに東京湾に船出したにもかかわらず、もうすっかりクチコミだけで定着した感のある「The Floatinng Bar "jicco"」。松本零士デザインの未来チックな船のバーだ。週3日、木・金・土の20:00~日の出桟橋~お台場間を3往復。風情ある屋形船とは対極なHIPな東京湾の舟遊び。着席でマックス95。こんなスタイルなのでデッキで潮風に髪をなびかせて、なんてわけにはいかないし、高さがない分、逆に低いアイレベルからの波間に写りこむメトロポリスの夜景とレインボーブリッジ抜けは新鮮な大人の逢瀬に◎。ボーディング・フィー(1ドリンク付き)2500円で、一度、乗船すれば何時間でもいられて、もちろんその後の飲食は別メニューだが、毎日、スムース・ジャズ&ボーカル、流行りのポールダンサーやベリーダンサーのショーはあるしでお値打ちだ。ただ、狭い分、DJを入れてのクラブイベントや個人的なパーティーには引っ張りだこと、貸切が多いのでお出かけの時は要確認を。月明かりだけの船内は、スタッフが外国人だったり、海外の東京観光ガイドに多数、紹介されてか、外国人が意外に多く、妖艶に変化するフロアライトと街灯りが水もの灯りに溶け込みゆらめくメトロポリスの光の洪水に酔わされる。そんな、海抜0メートルからの東京スカイラインを今週末にでも、ぜひカップルでお楽しみをー♪ 下船のころにはすっかり相方に酔いまくり仲睦まじく千鳥足ですよーー。

The Floatinng Bar "jicco" の PARTY をクリックすると船内でのイベント模様の動画が見れます。

20代のころ、アメンボーのような一人乗りのボートを経験した事があるけれど、腰の位置に見える鏡のような水面をスーースーースーーと音もなく進むスピード感に驚いた。アイレベルが変ると日常の感覚がゆらぎ、未体感な浮遊感を遊べるものだ。ちょうど去年の今頃、大阪城のお堀を水上バス「
アクアライナー」で観光したけれど、やはり水面からの風景は視界も匂いも距離間もまるで非日常。空まで大きく見えて大阪新感覚だった。そういう意味では、セーヌ川の「バトー・パリジャン」は、日本とは真逆で、豪華なデコの極みな欧州の京都を優雅に堪能できる。「男と女」を満喫する大人の街ならでは。考えてみれば、産業革命が起こるまでは古来から長きにわたって、陸の足は馬。水の足は船。水面からの感覚はDNAに深く刻まれているのかもね。懐かしくも新鮮に。しかし、日本は、どこへ行っても女祭り花盛りで不思議な風景。フローティング・バー・ジクーは窓際が2人席なのに、女子同士だったり、そういえば、都内の5☆ラグホは、頑張った自分にご褒美と言い聞かせて、いい年頃の女子同士やお一人様が泊まっているし、海外のビーチリゾートも女子同士。これが逆に、男同士でリゾートホテルに宿泊したり、ジクーで まったりじゃ~ まるでゲイだ。流行語の追い風で、すっかり大手を振って闊歩するアラフォー天国日本は、晩婚化、晩産化&少子化で、もはや絶滅危惧種に成り果てた不思議の国。ユネスコの世界遺産に登録なんて尽力つくす間に、レッドブックに登録しなきゃ死滅種だよーーー!

P.S.
バトー・パリジャン で聞いた生パトリシア・カース は、R指定が必要なほどの「男と女」。シャンソンに酔いしびれた若き日のラブーが蘇る。やっぱりこの世は男と女さっ♪

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