明治神宮を見下ろす無礼、鎮守の杜越しに富士を眺める贅沢。都心にありながら満天の空を昼夜仰ぎ、星に月に太陽のパワーを存分に浴びる大きな窓の小さな部屋、東京コックピット暮らしも6年目を迎えた。この上ないご利益満点フル装備なはずなのに、業が強い?欲が深い?忍耐も努力もまだまだ足りない?まったく不徳のいたすところ、さっぱり望むとおり道開けずで、人生は未だ一進一退。見果てぬ夢に叶わぬ夢。成しえぬ苛立ち、届かぬもどかしさも臨界点。いい加減、我慢のゴルフにも限界ってものがあるだろう!と、キレそうになりながら精進精進と言い聞かせ叱咤激励の日々。そして何より心苦しいは、ここまで懲りずに飽きずに呆れずに、こんな悦楽放蕩モンの夢中遊泳を支えてくださった方への果たせぬ恩返し。そんなわけで、今年の初詣は思わぬ援軍を得て一段と気合が入ったのだが。。。
ふりかえれば毎年、大切な誰かを失い、大切な誰かと出逢う我が人生。実は昨年末、何気に書店で手にした「イギリス庭園紀行」は、その調査と解説の精度にうなる大当たりの1冊だった。帰宅後すぐさま著者の寺田直子さんを検索すると、なるほど本の品格どおり、トラベルライターとして著名な方であることが判明。さらに彼女の真骨頂、世界のラグホガイドにグルメガイドは趣味の良さに満ちていた。そして彼女のブログに目をやると、さすが旅プロ!そこには、ついに出会うべくして最後の切り札が待っていたのだ。もうもう慌てて京娘に電話して上京時にお届け願ったのが、以下写真。人生の長旅には必須の可愛いお伴。決して落ちない「お守り」の極上上吉だ。
この小ぶりで可愛い飛行機印は、どうやら空を生業にする方々には本当にマストアイテムとして珍重されてきたらしい。しかも、京娘に聞けば、山城国一ノ神「上賀茂神社」は、文字通り京都は神山に鎮座する世界文化遺産。あぁ~ありがたやありがたや。後はジェット気流に素直に乗って飛び続けるだけ。ひたすら上昇。決して落ちない航空安全をお伴に、安心して永遠の夢中遊泳家を邁進するのみ。そして効き目は早かった。早速のご利益飛来!くだんの寺田さんは、我が親友である編集者M女史の親しい友人と判明し、近々、四方山旅飯会談を一席いただけるとの吉報も舞い込む。世界は急下降の撃沈状態。いよいよ歴史が塗り換わる今年こそ、こちらは優雅に爽快に上昇飛行といきたいものですわ。信じるものは救われる。師走の繁忙期にわざわざ神社まで足を運んでお守りを大事に頂いて下さったのは京娘の母上様なり。トミモ君の母上様ありがとうございました。この場を借りて御礼を。ラッキー・トラベル2009いざ飛翔!
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◆寺田直子(てらだなおこ) トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。オーストラリア、アジアリゾート、ヨーロッパなど訪れた国は60ヶ国ほど。旅先での出会い、ふれあい、美味、美酒の感動が忘れられなくて旅を重ねる日々が続く。主に雑誌、週刊誌、新聞などに寄稿。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)、「ロンドン美食ガイド」(日経BP社 共著)、「イギリス庭園紀行」(日経BP企画社、共著)、プロデュースに「わがまま歩きバリ」(実業之日本社)などがある。以上、公式プロフィール全文より。 寺田さんの公式ブログは「ハッピー・トラベルデイズ」。
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