2008/12/03

きらっきらの80'sガールズ

年末恒例の風物詩「流行語大賞」、今年はエド・はるみの「グ~」と「アラフォー」って 、後世に印される歴史的な2008年にふさわしくって、素敵!なんて僕はもうヤケッパチだ。常々声高に言い続けてきたが「日本をダメにした張本人」、それは、無知蒙昧な西洋かぶれから始まった明治維新以来の「官僚」と、その上でやりたい放題に暴れた戦後の「団塊人」、そして止めを刺したのが「アラフォー」世代だからだ。かつて明治維新期、西洋を何でも舶来と称しては最上位の価値と盲信した時の官僚たちによって、無理解のまま導入された西洋の舶来の知の体系「学問」と、その殿堂「アカデミー」。その下敷きの上に敗戦後、懐疑の余地さえなく盲信した「民主主義」の施行と運用の63年。言いっぱなし、やりっ放し、総括も反省もない、有言不実行の「団塊」の世代が社会をいい加減な革命ごっこで遊び散らかした挙句、大量退職後は年金年金と業つくばる。駄目押しは「USよりME」「WEよりMY」私たちより私が全ての女の時代。未来よりも、社会よりも、男子よりも、子供よりも、今さえよければ私さえよければの自己中世代の代名詞「アラフォー」。その結末が、人類史に類例のない、いやあらゆる生命史に本来ありえない、晩婚化、晩産化、少子化~&経済衰退と文化滅亡~。もはやWWFのレッドリストに載せても時おそしの絶滅危惧種と成り果てた日本。気がつけば、一億総「言葉狩り」「揚げ足取り」「文句言いたい放題」「無秩序にやりたい放題」の洒落も粋も雅も風情も人情も節操のない「自由」の名の下の自己中心主義社会。公と私の協力関係を培う節度ある社会とは真逆な義務をわきまえず権利の主張のみが跋扈する見苦しい社会。くしくもアカデミーの象徴、その勲章を轟かした「MBAの精鋭たち」によって、世界は未曾有の金融危機に遭遇した2008年。長きにわたって盲信し続けた西洋かぶれの象徴、その元凶 『アテネはコリントの柱の元、知のゲームとしての知識を体系化した「学問」』 が終焉した年とは皮肉な話。知の頂上たちは、知の最先端ゲームに浮かれ興じた挙句、自ら招いた危機をゲームに直接関わらない世界の老若男女を巻き込んで、挙句はその尻拭いを世界の善良な老若男女から乞うとは。自ら危機の全容を解明する事も、自力で解決する能力も、その意欲もない狼狽振りを無様にさらし。リーマンは消え、ビック3は瓦解寸前、いよいよシティーの決壊で「ギリシャ神話」は幕を引くのか?古代からアカデミーによって支配されてきた規範の果ては、その教えの先端「個人欲の業」によってあっけなく泡と消え、もうすぐ真新しい秩序と規範のご来光が射しそうな年末なんですけどですねー。何だか世界史が「ガラガラポン!」する眩い未来が見えようというものですわー。それもひょっとすると、過去との関りが希薄なボーダーフリー新世代達によって一足飛びに。「きらっきらの80'sガールズ」たちによってネ♪


ニュースでご承知の通り、日本のテレビ界も、放送開始から55年。2011年のアナログ放送終了を目前に、どうやら「ガラガラポン!」の時に直面しているようだ。くだんの「ギリシャ神話」から解き放たれる時なのだろうけど。今やジャニーズのトップスターを起用しようが、タモリ、さんま、たけしとお笑いの大御所から若手人気タレントを起用しようが、あの日テレさえもが全日で視聴率を落とし続けているのだから。一方、そんな民放各社を尻目に、気がつけば高視聴率定席の「ニュース7」や「大河ドラマ」、お得意の「NHKスペシャル」に加えて、民放の牙城だった11時台~深夜枠まで「爆笑問題のニッポンの教養」に始まって、「TR トップランナー」「英語でしゃべらないと」「東京かわいいTV」「テレ遊び パフォー」なんて、ちゃっかり面白いでグングン上げているのがシブヤNHK。そのヒットの秘密は、世界を魅了する日本の素「かわいい緻密」を軸に、その「かわいい世代」80年代中後半から90年代後半のゾーンの「かわいい感覚」にチューニングしているからだろう。いみじくも伝統の「かわいい緻密」の日本に止めを刺したアラフォー世代のギャ「グー」と「アラフォー」が2008年流行語大賞に輝いた昨夜、「TR トップランナー」のゲストは、1982年生まれのジャズトランペッター市原ひかり26歳。番組の予告編に映る小顔で小柄な見るからに80'sガールズの凛々しく軽々と吹き奏でるモダンジャズの優しい息遣いに耳も目も疑った。熱を抑制したミッドセンチュリー~60'sフレーバーなモダンジャズの巨人マイルス・デイヴィス。しわがれ声のような渋渋のデジー・ガレスピー。クールでスマートなトーンとルックスのフレディ・ハバード。70年代アバンギャルドなドン・チェリー。未だに熱く濃い炎の日野皓正。そんなジャズトランペット体験で育った1955年者には、目も覚める新世紀のジャズトランペットの調に腰が抜けた。聞けば2005年のデビューアルバムでスイングジャーナル・ゴールドディスク賞に輝き、たて続けて4枚のCDをリリースする成長株。慌て番組を堪能させてもらった。核心を射抜くきらきらの言葉の数々。力が抜けて力があるナチュラルで清々しいトランペットの音色と言葉に時を忘れて魅了された。番組終了後には、何とオフィシャルブログにコメントまで書いちゃう始末。誤解なきように言っておきますが、過去から今日まで、感銘を受けたいかなる有名人にもファンレターもサイトへの書き込みもした事がないのですよ。っと、まぁー私の身辺もすでに数年前から取り巻きのクリエーターは皆80年代の女子ばかり。大学の遠い後輩は、世界にその名を轟かすロンドンの建築設計事務所 f.o.a で、日本にもない超高層ビル群を設計する撫子ジャパンのペーパーアーキテクトだし。当ブログで、ここんところ再三再四、取り上げる京都は銀閣寺に住む美大生「トミモとあきな」のアートとは?を考えさせるアートワールドを応援しているし。2010年をめがけて「U30撫子建築家ユニット」中国デビューの企て。日本が世界に誇るアニメ手法で映画「シブヤ3109年」を持って未来の1000年後の東京都市計画を世界興行し、来る未来の提案と啓蒙の企て。いずれも未来100年、1000年を、80'sガールズに託す日々。そんな、きらっきらを少し眺めると明るくなりまっせーーー。29日後の新年に向けてね。

◆以下、思いつくままに 「きらっきらの80'sガールズ」
(時代を知る為に男子も少し記載してますが)

■1980(昭和55年)28歳 広末涼子(女優)、妻夫木聡(俳優)、石脇恵里(建築家/ワンダーウォール模型職人)、岡田准一(タレントV6)、松坂大輔(大リーガー投手)

■1981(昭和56年)27歳  パリス・ヒルトン(米富豪子女・タレント)、ナタリー・ポートマン(米女優)、菊地凛子(女優 「バベル」2006年カンヌ国際映画祭コンペティション部門監督賞、米映画批評会議賞新人女優賞を受賞)、谷本歩実(北京五輪女子柔道60キロ級金メダリスト)、荒川静香(トリノオリンピックフィギアスケート金メダリスト)、梅佳代(写真家)

■1982(昭和57年)26歳  リリー・ソビエスキー(女優)、倖田來来(エロかわいいのシンボル歌手)、知花くらら(ミス・ユニバース2006年日本代表、同年世界大会2位)、三船美佳 (タレント)、真木よう子(女優)、冨永愛 (ファッションモデル)、市原ひかり(ジャズトランペッター)、小栗旬(俳優)、北島康介(水泳平泳ぎ2大会連続金メダリスト)

■1983(昭和58年)25歳 宇多田ヒカル(シンガー・ソングライター)、金原ひとみ(第130回芥川賞作家「蛇にピアス」)、松田龍平(俳優/父松田優作)、なないろ(写真家)、佐藤美央(建築家 ロンドン f.o.a )、水谷美有紀(模型職人/アーティスト)

■1984(昭和59年)24歳 ウェールズ公息ヘンリー王子殿下 (英王族)、スカーレット・ヨハンソン (米女優)、ケイト・ボスワース(モデル・女優)、ベッキー(タレント)、土屋アンナ(ファッションモデル・歌手)、綿矢りさ(第130回芥川賞作家「蹴りたい背中」)、相葉啓子(金融アナリスト)

■1985(昭和60年)23歳 宮里藍(女子プロゴルファー)、横峯さくら(女子プロゴルファー)、宮崎あおい(女優)、上戸彩(女優)、高瑩(金融アナリスト)、いしばしめぐみ(イラストレーター・画家)、古橋若乃(建築家・インテリアデザイナー)、松田翔太(俳優 父松田優作)、ウエンツ瑛士 (タレント)、太田雄貴(北京五輪フェンシング銀メダリスト)、ダルビッシュ(プロ野球投手)

■1986(昭和61年)22歳 森理世(2007年度ミス・ユニバース・ジャパン&ミス・ユニバース優勝者)、渡辺杏 (ファッションモデル 渡辺兼の娘)、比嘉愛未 (NHK朝の連ドラヒロイン・女優)、あびる優(女優)、上田桃子(女子プロゴルファー)、石井慧(北京五輪柔道金メダリスト)

■1987(昭和62年)21歳 マリア・シャラポワ (プロテニスプレーヤー)、青山テルマ (歌手) 、今井メロ (スノーボーダー)、安藤美姫(フィギアスケート)、トミモとあきな(美大生・アーティスト)

■1988(昭和63年)20歳 堀北真希(女優)、吉高由里子(女優 映画「蛇にピアス」等)、福原愛 (卓球選手)

■1989(昭和64年)19歳 錦織圭 (プロテニスプレーヤー)

■1990(平成元年)18歳 浅田真央(フォギアスケート)

◆色はTGP(東京ガールズプロジェクト)のメンバー。ちなみにこちらはTGC(東京ガールズコレクション)よりずっと早く名乗っている「U30女子」の環境向上を協力しあうクリエーター集団。2009年にはデビューしまっせー。ご期待下され!

「市原ひかり」オフィシャルサイト
「市原ひかり」ポニーキャニオン

◆12月1日(月)放送の
「市原ひかり」ジャズトランペッター再放送は
12月5日(金)NHK教育テレビ 23:50~
さぁ~とくとご覧あれ!
新時代の眩く"ひかり輝き"を~お見逃しなく!

そしてお気づきだろうか?
未来を照らす「きらっきらの80's」たちって
あのマイノリティー世代
「ミッドセンチュリー」生まれの親を持つ子供たちだって事を。

老害の団塊人よ。
婚害のアラフォー人よ。
せめて最後ぐらいは潔く消えゆくのみを願いたい。言いすぎ?

 
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