色めく、艶めく、時めく、春めく、秋めく。「めく」って、他に思いつくだけでも、ざわめく、(蠢)うごめく、(閃)ひらめく、(轟)どよめく、(生)なまめく、(犇)ひしめく、(揺)ゆらめく、(煌)きらめく、(秘)ひそめく、(呻)うめく、(仄)ほのめく、(目眩)めくるめく、なーんて、もー沢山。辞書によると、[接尾]《動詞五(四)段型活用》名詞、形容詞・形容動詞の語幹、副詞などに付いて動詞を作り、そのような状態になる、それに似たようすを示す意を表す。とある。「そのような状態になる」「ようすを指す」って言えば、秋についても、初秋、中秋、晩秋、なんて移ろいを表したり。二十四節では、立秋、秋分、なんて頃合いもある。JR東海の名物キャンペーン「そうだ京都、行こう。」のCMでも「中秋の名月」編がオンエア中。今朝はとっくに夜が白んだ6時すぎまで満月は天高く、月夜に誘われ昨夜の表参道につづいて、今朝のタロ散歩は新宿御苑まで行ってしまった。春めく、秋めく、って、季節の始まり、音連れ、気配を指すけど、夏めく、冬めく、とはあまり使わないのは僕だけだろうか?
月に誘われ原宿だ新宿だと気分で連れ回される老犬タロは「よろめく」のでしたー。
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