縁あってロマンチカの最新作「かわうそ」(横町慶子SOLO ACT VOL.01 作・演出 林巻子 12月19・20日@ラフォーレ・ミュージアム原宿)の紹介をあちこちでしていて、ふと、中学・高校時代に体験したカトリーヌ・スパークを思い出していた。彼女は1960年代のイタリア・フランスでは大ブレークしたアイドル女優。しかしそれもイタリア映画の急速な斜陽化と重なるように70年代初頭までの数年間と短命な女優だっただけに印象深かった。そして奇遇な事に、彼女は1945年4月3日生まれ、僕は1955年4月3日生まれと、昭和30年代のうぶなのに早稲た少年には忘れえないエロスを教わったジャスト10歳年上の女性だった。
小悪魔的な美少女、ロリータ役が当たり役となって出世作となった『狂ったバカンス』1962年(La Voglia matta)。余談ながら、イタリアの町食堂、ピザ屋では、ちょくちょくメニューに、狂ったバカンス「La Voglia matta」というお題のピザに遭遇したり、イタリア女子水着のネーミングに使われたりと、夏と太陽と若さに弾けたイタリア気質もろダシ国民的映画なのかも。そんなビーチ映画ブームの渦中にドンピタだった、これぞアイドル映画の典型版、ザ・青春コメディー『太陽の下の18歳』1963年(Diciottenni al sole)。止めはエロティックコメディーの代表作となった『女性上位時代』1968年(La Matriarca)。近年、DVD化され、今時の若い人には、ファッション、インテリア、車、ライフスタイルと、もう60年代イタリアモダン炸裂が見応えある映画だろうが、当時としては、ライフスタイルやファッションには目もくれず、タブーを破る時代のエロス感に刺激された映画で、話題はもっぱらスキャンダラスにエロスだった。そして、この映画をピークに彼女は、ハリウッド映画全盛時代到来の波にのまれ、イタリア、フランス映画がホームだったゆえか、B級ホラーやエロティック映画と出番も衰え、本当に前3作を輝かせて70年代早々にフェイドアウトしてしまった。今見れば陽気なイタリアン・エロスが咲いた60’sの徒花女優となってしまった。この3作は、いずれも当時大ブレークしていたマカロニウェスタンには欠かせない映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネによるサウンドトラック。中でもMOND MORRICONE は、今時には心地いい耳からレイト60'sに誘われる◎ミュージックだ。
&ロマンチカ〜
3 件のコメント:
ちょうど、夢にカトリーヌ・スパークが出てきたんです。“狂ったバカンス”の時の・・
ちょっとびっくりして、書き込んでしまってます。(笑)
女性上位時代のサントラ好きで、持ってますよ。サントラは優雅なのに、このオバカナでおしゃれな感じの映画がキュートで大好きです。
nakamihoさん
何でまた、レアな女優が夢に出演とは奇遇な事。
音楽はナイスですよネー。それにキッチュなドタバタ。
でも当時は、これでも刺激的なエロスです。笑
ところで、ロマンチカは女子美の先輩では?
ぜひ公演に来て下さい。
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