2009/11/08

僕は大きい女(ひと)がお好き。

僕は170㎝を少し下回る。20代のころから当時の日本のサイズ表示ならMサイズ。しかしここ10年はSサイズだったりもする。30年もたてば日本人の体型が様変わりしたからだ。もちろん海外ブランドなら、昔からXS。だからというわけではないが、結婚相手もガールフレンドも、僕よりは小さい女性たちだった。しかし40を過ぎて出会った今のところ最期の恋人は、僕とほぼ同じ背丈。彼女は男の無骨な肉体とは当然違い、まるくふくよか。やわらかい厚みがある。初めて彼女を抱きしめたとき、その未体験の大きさに僕は目覚めた。まるくやわらかいあつみとおもみ。えもいわれぬ安堵の温もりが僕の両腕に溢れていたからだ。僕の女性観を変えたボディ革命だった。


毎年ウーマン・オブ・ザ・イヤーでもお馴染みの女性ファション誌 GLAMOUR(グラムール)が、2009年9月号で発表したスーパーモデル Lizzie Miller (リジー・ミラー 20才)のプラスサイズボディのヌードフォトが世界を驚かせた。かねてより同誌は、女性美について多彩な扱いをしてきたが、スーパータイニーを要求されてきたスーパーモデルのぎりぎりファットな豊満の美は話題騒然。ここひと月で、TV、新聞 各紙から、さらにネット版を通じて世界中の女性誌サイトを駆け巡り、あっという間に彼女のキャリアをスターに押し上げた。もう世界中の女性たちから歓喜と賞賛のコメント&メールの嵐。その勢いは『Are You Ready to Start a Body Image Revolution? Oh, Wait--You Already Did!』と題された最新号で、さらに6人のプラスサイズ・スーパーモデルが加わった大特集が組まれるほどに。それは見ての通り、タイトル通り、美人革命の始まり。過去の女性美像はノックアウト。

"Are You Ready to Start a Body Image Revolution? Oh, Wait--You Already Did! "
Who says supermodels have to be superthin? There’s a new definition of gorgeous—and you’re about to write it.
Seven total knockoutsFrom far left: Crystal Renn, Amy Lemons, Ashley Graham, Kate Dillon, Anansa Sims and Jennie Runk. Bottom Center: Lizzie Miller. read more glamour. photograph: Walter Chin. プラスサイズ・スーパーモデルのゴージャスな美しさに感動するが、絶妙なバランスの安定感ある写真も、また美しい。


GLAMOUR〈グラムール〉

肥満と豊満のちがい、現実のアメリカ女性の体型にそぐわないファションデザイナー、アパレル業界の意識、サイズカテゴリーをも変える、女性美の意識革命についての詳細は、グラムール・ネット版に異例の5ページにわたるレポートが。世界に与えた衝撃の大きさを物語る。詳細は GLAMOURへ。同誌のプラスサイズ・スーパーモデル関連記事はこちら。

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