2009/12/01

写真家の旅日記

人生は片道切符の一人旅。運がよけりゃ70〜80回の新年と誕生日を地球のどこか(そろそろ月面も入るか)で祝えるトラベラー。その長くて短い夏休みのようなロードトリップをスクラップしたら何冊になるだろう。我がサバイブ旅日記は。さて。も〜い〜くつ寝ると〜♪お正月〜♪ 師走ですネー。54回目のお正月かぁー。残り回数も見えてるし。ヤバっ。

"A Road Trip Journal" 1972, photographer: Steven Shore

写真の「ロード・トリップ・ジャーナル」は、1972年スティーブン・ショアーが敢行したアメリカ横断のロードトリップ中に書かれたメモを復元した旅日記。地図、泊まった場所や食べた物、テレビで見た物、撮った写真、運転距離数に加えて、レシートや葉書、さらには駐車場利用券などの細々したものまで糊付けした、70年代の香り漂う旅のスクラップ写真集。すべてにシリアルナンバーと本人直筆のサインが入った世界3,300部限定版(日本では100部限定)で、2008年 Phaidon Press社より発刊。

"A Road Trip Journal" 1972, photographer: Steven Shore

American Surfaces by Steven Shore

スティーブン・ショアSteven Shore 1941年NY生まれ。現在バード大で写真の教鞭をとる現役カメラマン68歳。叔父からもらった子供写真キットに夢中になった6歳から写真と遊び独学で才能を開花させて行く。そのキャリアは10歳で出会ったウォーカー・エバンスの写真集に触発され、若干14歳でMOMAの館長エドワード・スタイケンに見初められ3点が収蔵される。17歳でアンディー・ウォーホルと出会い、全盛期のウォーホルとファクトリーに集まる当時のアーティストたちを撮り、1971年24歳でメトロポリタン美術館で初の個展を開催。名実共に60年代のスターカメラマンの仲間入りを果たす。以後、アメリカの色と佇まいにこだわる写真「アメリカン・サーフェース」と題された写真集を出すなど、マンハッタンのヒップな世界から、テキサス、ワイオミング、カナダへと被写体は自然界のロードな風景へと作風を変える。70年代後期から80年代、グッケンハイム基金で、その「色」をテーマにした一連の作品展をMAMOで開催。70年代の気分を代表する米写真家。作品サイトはこちら


P.S.たしか(記憶は怪しい)「恋のポートレート」(原題 The Family Stone 2005)と思うが、劇中クレア・デインズが彼に持たせる旅の地図帳は、手書きで手貼りで楽しいスクラップブックだった。いつか洒落たラブレターとして恋の手練手管に使いたい。必見♪

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