2009/12/02

ロングつぶやき2009



表参道のイルミネーションも11年ぶりに復活して11歳になるタロの夜散歩も相変わらず後ろ足がぴょいぴょいスキップちょっと元気で明るい年の瀬。しかし。世界一平和な国は11年連続3万人を越す世界一の自殺者大国。世界一少子高齢晩婚晩産化するレッドリスト入りの絶滅危惧種。マスメディアと民主党による未来図のないままの「無駄狩り恐怖政治」はスキャンダラスなエンタメと化し、20世紀の化石人石油王たちのお遊びのツケはドバイショックで円高騒乱となって失業率が11%を越す勢いだ。年末恒例の年越しの風物詩、TBS「ダイナマイト」とテレ東「戦極」の格闘技対決&第60回NHK「紅白歌合戦」の準備もそろそろ佳境に差しかかる中、年越し派遣村が2年連続出場しそうな大晦日か。

野生を退化させた ゆるいあまいノー天気な草食君森ガールが大流行すれば、ヨージヤマモトは倒産し、ファストファッションなる H&MFORVER21Kitoson まで加わり都内いずこも長蛇の列。日本固有の経営資源、未来の世界遺産「アニメの殿堂」は、衆愚な票の為に無駄狩りの生け贄に祭り上げられ、長蛇に並ぶ当事者世代までが無駄使いとオウム返し民主党を勝たせたが、フランスでは国営のアニメの殿堂「漫画博物館」が開館し、ロサンジェルスではJ-POPカルチャーの殿堂「ニュー・ピープル」が20世紀少年まで応援に駆けつけての街をあげて開館祭り。親方日の丸役人同様、決して潰れない最期の利権ビジネス民放各局の誤った舵取りで番組劣化を加速させ視聴率もデフレスパイラル急降下の中、NHKは「東京カワイイTV!」「トラッドジャパン」「大河ドラマ」等々での日本売りで視聴率高騰の一人勝ち。

もう10年来出版不況と言い続けられているけれど「月刊現代」「小学5年生」「小学6年生」「SEVENSEAS」「BRIO」「esquire 日本版」「マリークレール」「PINKY」「Cawaii!」「マミィ」「Forbes 日本版」「諸君!」「広告批評」等々の名士雑誌に、あのカリスマサブカル誌「STUDIO VOICE」までもが廃刊だ。今年だけで200誌が消えた一方、「スクリーンプレー」「KBOOM」「この映画がスゴい」「映画秘宝」「ロケーションジャパン」「アクチュール」「チャイニーズスター」「シナリオ」等々、映画関連誌はマニアックに細分化されてすくすく数を増やし、日本全国津々浦々までが世界一多い国際映画祭ブーム。そんな映像芸能カルチャー界では、演劇も大中小&極小カンパニーまでが大盛況。とにかくチケット完売御礼続出だ。「演劇ぶっく」「せりふの時代」「アクト4」「JPL」「トップステージ」「シアターガイド」「丸ごと全部 ! 海外ドラマ」と、雑誌もまた雨後の竹の子。総制作費60億と鳴り物入りで興行された「20世紀少年」は3作で400億を稼ぎ出す勢いか。これからDVDにテレビ放映等が加われば更に記録更新は必至。そうそうアトムもCGで世界興行されるし、日本映画は不況知らずの破竹の勢い?

家の近所はライブハウスに練習スタジオ、自転車屋がにょきにょき誕生。国営、区営、企業の、街カフェの、アートギャラリーでは今宵も賑わうオープニングの数々。企業のスポーツ支援廃止、国家のオリンピック選手強化費の削減される中、写真だCGだダンスだパフォーマンスだVJだとネットはアートニュースが駆け巡り、みんなミュージシャンでアーティストでフォトグラファーを謳歌する。マイケルの突然死、ファラ・フォーセット、眞木準、忌野清志郎、川村カオリ大原麗子、(加藤和彦)、80年代のシンボルが天に召され後には普遍を創造しかねる無数のゆるいがあまいが跋扈する。そんな君たちが未来のマイケルにならなきゃならないはずなのに。音楽も演劇も映画も広告も建築もインテリアデザインも未来の不朽の名作を創るのは君たちなんだけど。見てる感心してる場合じゃないってば。

創業300年の三越は伊勢丹になっちゃうし、ボクが百貨店を辞めた80年代の後期には、百貨店はスーパーに抜かれ、そのスーパーは90年代後期にはコンビニに抜かれ、そのコンビニは21世紀の最初の10年でネット販売に抜かれてしまった。空前の大盛況呈するジャパニーズ・キッチュ&ポップ・カルチャーとデフレが踊るメディアと国政。日本の実体経済って?いったいデフレ?インフレ?空前のカルチャーバブルの大好景気?いったいこの現実をどう説明するんだろう?MBAでアメリカを倒産させたパワーエリートたちは。だれか賢者に新しい物差しでキッチリ測って今と未来を解説してもらいたい。どう考えても、統計の経済の指標が物差しが日本人の価値意識が現実とは合っていない。日本に賢者はいないのかーい?真正知識人が今こそ望まれる2000年最初の10年が暮れようとしている今宵満月。人類史から3000年来の日本史を振り返って、ただひとつ言えるのは日本の唯一の経営資源は元祖自然循環した「精緻で緻密」「雅でかわいい」技術と芸術MIJ』。日本の文化産業「ジャパニーズ・カルチャービジネス」が世界で生き残る固有の資源だ。今年はダーウィン生誕200年だが、人類進化の68億分の1億の、そのまた1億分の1匹のガラパゴス島民の末裔はつぶやくのでしたぁー。

さて。三浦大輔率いる劇団「ポツドール」江本純子の「毛皮族葛木英の「メタリック農家」と、ここ数年演劇界の新星をおもしろがってきたが、昨夜、千秋楽の『社会派すけべい』はやっぱりスゴイ大盛況。もちろんチケット販売時に完売する勢いだったけれど、時代は確実にネットという最速の世界口コミでインディーズがメジャー化する経済社会にシフトしている。i phoneですべてがまかなえる世界にネ。


毛皮族】2000年9月江本純子、町田マリーを中心に結成。エンターテイメントとしての過剰なサービス精神を以て繰り広げられるキッチュでエロバイオレンスな熱狂的狂騒舞台で 演劇界を猛烈!猥雑!爆走中!(公式HPより) 結成から10年。いまや夜の今様宝塚だ。どひゃーな感じの鬼畜系崩壊演劇「ナマ毛皮族」!!毛皮族2009年本公演『社会派すけべ』2009年11月19日(木)〜12月1日(火)@下北沢駅前劇場。この後は、12月4日から「メタリック農家」の『累累』が、そしてトリは12月19日から大御所「ロマンチカ」の『かわうそ』で〆られる。そんなこんなの昨日、近未来のオスカー監督と出会って、ボクはホックホク。デビューの自主制作3作品がすべて映画祭でグランプリとは「小栗はるひ」は未来でっせー。青田刈り!先物買い!みなさん次回作『どんずまりの便器お楽しみに〜♪

P.S. 2010年は「バンクーバーオリンピック(冬季)」「世界核安全サミット」「国際宇宙ステーション (ISS) 完成」「上海国際博覧会開催」「サッカーワールドカップ南アフリカ大会開催」「ユースオリンピック@シンガポール」「バスケットボール世界選手権@トルコ」「ドイツ・ミュンヘンのオクトーバーフェスト200周年」「 フレデリック・ショパン(作曲家)生誕200周年」「 ビートルズ解散から40周年」「TOKYO FM開局40周年」「ロベルト・コッホ没後100年」「ロベルト・シューマン(作曲家)生誕200周年」「OPEC結成50周年」「メキシコ独立200周年」「チリ独立200周年」「イラン・イラク戦争開戦から30周年」「プラザ合意から25周年」「ベトナムのタンロン・ハノイ首都1000年」等々が世界スケジュール。一体全体どんな年になるやら。秘策があるから2020年 東京オリンピック招致は復活して欲しいなぁー。ともかく、平和に健全な未来が語られる事を望みます♪

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