私のナリワイ「楽しい企ての百貨店業」も、ここ数年来すっかり1980年代生まれの女子クリエーターに取り囲まれてしまった。建築、インテリア、プロダクツ、グラフィック、映像、音楽、そしてゲージツ家まで。つまり20代後半からハイティーンだよ。もうほとんど父と娘の年齢差。なもので相談事も仕事を越えて来るわ来るわ父子相談。ま、創業50周年にジミーに涙の閉店でニュースを飾った小売業の重鎮三越池袋店とは好対照に、同日、同業の小売業でも原宿には先行したH&Mのお隣にFOREVER21がオープンし数千人の大行列だ。今でもひっきりなしにカラフルなレイト80’sから〜もう90’sたちの笑顔で埋め尽くされているわけで。そ、識者も経営者もメディア人も口を揃えて売れない売れない市場は疲弊と大合唱するも、そりゃ少子化だから数は減っても消費の中心世代はしっかりがっつりいるわけで、売れて売れて売れまくっているのが実態経済ってもんです。常に社会の重心が何処にあるかを心得ておればマーケもMDも自ずと自動シフトしていつも売れるバランスをキープ出来るのにネ。識者も経営者もメディア人もわかっちゃいないのがいつの世でもあるのか。と、いうわけで「今いちばん会いたい女ひと」も、そんな時代を象徴する輝くまぶしい80's女子ばかり。昇る太陽は初々しく力強い。
創業27年の我が百貨店にも5〜6年前からアニメ〜映画〜芸能エンタメビジネスが守備範囲に入りっツーか、この市場はうなぎ上りに世界市場だから電気自動車や太陽光発電のごとく日本の地球の未来を明るく照らしているんでね。倒産した三越型アメリカとは好対照さ。で、今まで未開だった演劇に興味をもって大御所の「野田マップ」「新感線」「堤幸彦劇団」などの同級生世代モンから、ぬるいゆるいあまい「ナイロン100℃」「ペンギンプルペルルパイルズ」「シャンプーハット」「ダンダンブエノ」、そしてまさに演劇のFOREVER21ゾーンか、今様 エロ度 グロ度 セン度 カン度 へン度 満点の「ポツドール」「毛皮族」「鹿殺し」「乞局」っと観まくって来た。が、ついにもっともっと私のCスポットを刺激してくれる不思議な世界を醸し出す「メタリック農家」なる劇団がかわいく登場だ。巷間「メタファー」って呼ばれてるらしい。「メタ農」って言う子もいたけど。今一押しのCスポだ。
(1983年生まれの26歳/東京在住)
(1980年イラン/テヘラン生まれの29歳/大阪在住)
9年前、神戸大学工学部へ留学したのが初来日。同大大学院を終了し現在大阪在住で、IT企業のシステムエンジニアに就く傍ら日本語による小説を書き、先月「白い紙」で第108回文學界新人賞(文藝春秋主催)を受賞。日本語歴9年にしてハードルの高い同賞を取る快挙だ。その由緒ある文學界新人賞とは1955年初代受賞者が石原慎太郎で、該当者なしが多い難易度の高い文学賞で知られる。ヤバいよ!2670年の日本文化のDNAは何処だろう?せめて日本語の遺伝子操作でクローン日本人にならなきゃ追いつかない。
◉サヘル・ローズ タレント、女優。
(1985年イラン/ペルシャ生まれの24歳/東京在住)
先頃、自身の数奇な人生を綴った「戦場から女優へ」文藝春秋 を出版してますます共感を呼ぶイラン人タレント。1989年、イラン・イラク戦争での空爆により、住んでいた村が全滅、ただ一人、ボランティアの女学生に救出され、孤児院に。この女学生に養女として引き取られるが、養母が両親から勘当される。93年、日本で働く養母の婚約者を頼り、二人で来日するも、今度は「連れ子」の存在が原因で離別。その後、公園でのホームレス生活、クラスメートからのいじめ等を経験。高校在学中よりJ‐WAVE「GOOD MORNING TOKYO」のレポーター等の活動を開始。07年、日本テレビ「The・サンデー」内の「週刊!男前ニュース」に「滝川クリサヘル」として出演し注目される。現在、テレビ、ラジオ、CM、舞台等で活躍中。(以上帯解説より)☆あまりにも性格のよい彼女、その性格の良さが災いして芸能界のしきたりに従いすぎる律儀さがちょっと気がかり。染まらないで欲しいと願うのは私だけだろうか。。。いつまでも無垢が眩しい女ひとを願うのだが。
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