2009/08/07

凮月堂のカステラ

今日(8/6)は寝すぎて体調が変。一昨日の夜から後輩君の連絡待ちをしていたら貫徹だ。それが効いたか不覚にも、昨夜は久しぶりの気絶爆睡となってしまった。1日3〜4時間の睡眠で快調に回っているリズムが崩れて、夕方になってもまだ不調。これってPCの「電源を切る」と「スリープ」の違いだって気がついた。(NOTE「りんご」では「まど」で言う「スタンバイ」を「スリープ」と呼ぶ)いったん電源を落としたPCを再起動するのに少々時間がかかるのと、スリープ状態でPCを閉じてから再び開けるの差。て、事は。僕の365日は「スリープ」だったってわけか。そんな疲れか再起動に時間がかかりすぎなのでコンビニに駆け込みユンケルとハイシーを大量に調達して、さぁーアクセル全開〜。とと外はもう昼過ぎから浴衣でおめかしな女子&男子がうろうろうろうろ鈴なり開始。今日は神宮外苑花火大会 ってワケでした。しかし毎年、どこから湧き出るのか、とにかく日中から、ぞろぞろぞろ家の界隈は人が押し寄せる。しかも今年は30周年記念で12000発の花火な夜。そりゃ主催者も気合いだがお客も気合い十分か。そう、当ブログの「ナイトプールと花火ナイト」も先月からアクセル件数うなぎ上りで連日の第一位。もうすっかり夜プールと花火な夜は真夏の夜のデートの口実に定着か。季節の風物詩って感じです。

さて、ご承知の通り、僕は自他共に誇るヘビースモーカーに加えて大のエスプレッソファンで濃厚な苦味の中毒患者。そんなわけで煙に燻され苦味に麻痺したお口直しに、これまた炭酸水を激飲みすること日に3ℓ。そして止めはド級の激甘党。猛煙家、濃いカフェ派、激甘党、そして炭酸水愛飲症と、重度の刺激物依存人。中でも糖分摂取は死活問題。深夜12時を回るころには、まるで電池切れのおもちゃのように思考も身体も急に動きが鈍くなる電池切れのロボットだ。PCで言うならビジー状態でフリーズ直前か。しかしひとたびガッツリこってりケーキをほうばればたちどころに再起動。で。ここ1ヶ月ちかく引きこもり仕事が続き、コンビニの甘菓子でしのいできたが、先週、中村屋の厚切りカステラ105円なる新商品が店頭に登場し、試しに1個買って帰ると、これが利く。これにバナナとバニラアイスでパワーチャージは完璧。しかし激甘党には厚切りとはいえとても1個じゃもの足りず、今や1回3袋。ついに昨夜は疲れもピークで犬の散歩を口実に近所のポルトガル料理店 ペローラ・アトランティカ まで出向き1個2〜3人前の作り立て パォン・デ・ロー をひとりでぺろりだ。熱波の夜風にさすられながら表参のテラスで甘味で満腹。濃密なバターと玉子とミルクの甘〜い香りで卒倒。食べて気絶。帰って爆睡とあいなった。

カステラの原型「パォン・デ・ロー」中はとろとろオムレツみたい。

まー症状は進行し、もはや激甘中毒患者であると自覚した次第。そして、とろっとろで湯気上がるカステラの原型 パォン・デ・ロー をほうばりながら思い出したのは、高校受験のながら族だった中学時代。ほとんど毎夜の午前様だった父の土産が「寿司元」の鮨折りで、たまに「凮月堂のゴーフル」と「凮月堂の東京カステラ」。それに、たぶん自分用にと思われし「栄太郎の飴」だった。あの三角錐の飴は僕のサンペレ炭酸水と同種で、毎夜の酒と煙草でお疲れな舌・口・喉を洗浄していたのでは?と思うのだが。とにかく「寿司元」のウニとトロは毎夜の夜食。たまのカステラ&ゴーフルはおやつと重宝。そんな能天気なバカ息子だった40年前に思いを馳せて、本来なら自分の不出来な息子か娘に、お土産を下げて帰宅する親父な歳のはずが、ワンコと夜スイーツお一人さまかぁー と深くため息ついてしんみりやれやれ気絶した模様だ。

【追伸】
中村屋のコンビニ仕様な「厚切りカステラ105円」に始ったカステラ月間も、とうとう思い出のカステラ「凮月堂の東京カステラ」に行き着き、本日、ネットで注文の運び。懐かしい味と形が待ち遠しい。凮月堂の名物「東京カステラ」は、銅釜で1つ1つ焼くため6面ともきつね色にこんがり焼ける100年来のオリジナル製法。その大きさも16×21と不思議な寸法。そして銀の箱缶にエンジで描かれたアールヌーボー調の飾りにロゴマークの扇で縁取られた桜の花びら。その中に「since 1905 TOKYO CastellA iron pot」とエンボス文字が浮くレトロなモダンで味あるデザイン。進物には好適だ。とにかく薄味であっさり。いくらでも食べられるゴーフル同様、ひとりで一缶空けちゃう危険な味覚で要注意。

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