2009/07/17

ピンクでパンク


普段はほとんど Masons(メイソンズ)の稀モノブルーデニムにTeeシャツですごす生活になって10年。最近欲しいものもなく、もっとも先立つ物がなく、目新しい着る物がなかったので、ほとんど着ていなかったピンクのTeeシャツを着てたら、会う人会う人みな開口一番「岡田さん かわいいの着てるね〜」「それどこの」と、すこぶる評判がいいのに驚いた。それに今年は、アポロ月面着陸から40年という事で、何かと絵図らが話題に上るしで、すっかりこのTeeのお陰でワンコ以上に原宿のアイドルになっちまった。モノは2年前の WHIPPING FLOYD(ホイッピングフロイト)。スウェーデンのジーンズメーカー Nudie Jeans(ヌーディージーンズ)のTシャツをメインに冬はセーターを加えてくるセカンドライン。毎年、毎季のコレクションでは絵面のテーマが明快で、この年は、どうやら60年代の歴史的事件だったようだ。僕は白地にブルーと茶で描かれた1964年の東京オリンピックで世界が知るところとなった裸足のマラソンランナー アジス・アベベと、このピンク地に1969年の歴史的大事件、アポロの宇宙遊泳をゲット。アベベは夏に着て、アポロは冬、茶でフロントジップのウォームアップの下に着用。チビ丈の濃い茶の首輪割りや腰回りから派手なピンクがのぞくってコーデ用に。それはそれはで、はみ出したピンクがかわいいっと狙いどおりにヒットしたのだが、全体を初めて公開したら大ヒットだった。なので、こいつを着て29日の試写会「宇宙(そら)へ」行こうっと今朝のニュースで思った次第。

ちなみに、このWF、その前年はワールドカップの年に合わせて、フォーエバー・イレブンと称してクラシックな歴史的大会のスターや図案をあしらった、これまた涙物のシブかわTeeばかりで、この年は数枚ゲット。くたってもネタがレトロなので、まるで古着のようないい味出してます。ついでだから、お気に入りのTeeたちを紹介すれば、ブラピもこよなく愛する大人のストリートブランド ever(エバー)。ここは素材も大人。あとはロックテイストなリメイク風 RELIGION (レリジョン)と、こちらもWFみたいなネタがひねられて上等なジョークを飛ばす Vintage 55(ヴィンテージ)、いずれもUK。超ふだん着に激安の60'なレトロ&ポップ&バタ臭い Vintage Vantage(ビンテージ・バンテージ)。そして、ここんとこハマっているのが、あのマドンナもステージ衣装や普段着を作りにやってくる世界のフェイマス アーティストたちが密かに集う、謎の LE GRAND BLEU(ル・グランブルー)。ここの LGBや IF SIX WAS NINEはイカシすぎかも。それと稀にギャルソンってとこか。なんでもそうだが、たかがTeeシャツされどTeeシャツ。僕が大学に入ったころは下着だったんだけどネ。下着が表着。下着が晴れ着になって、それこそ30年。そのきっかけが、ウェストコーストカルチャーの代名詞ともなった「シンプルライフ」というファッション&ライフスタイル本。70年代の核心。世界史に残る名著だ。と言っても、今の20代にはシンプルライフって言えば、パリス・ヒルトンの The Simple Life か。これもまた楽しか。

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